事業所の取り組み

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TNLシステムのご紹介

改善を生み出す10の視点

皆さんは、何かしらの現状に対して「もっと良くしたい!」と思った事はありませんか?
そういう気持ちはあるけど、どう良くすれば良いのか?と考えてしまう事はありませんか?

このTNL改善とは Ten Needles(テンニードレス)の略であり、改善をする上でのきっかけ作り(10の要らないこと)の視点となるシステムです。私達はこの10の視点を切り口に、これまでに多くの改善を生み出して来ました。 改善事例の紹介第1段はこの「TNL改善システム」について紹介します。

改善を生み出す10の視点

上の図にあるいくつかの視点を例に紹介します。
例えば、「のぼらず改善」とは、高所作業や点検を削減するための視点です。
「なんとか高所で行う点検作業等をのぼらずに出来ないか?」という観点から改善へと発展していくのです。
同様に「近寄らず改善」については、遠隔点検を可能にするための視点であり、なんとか遠くまでいって確認しなくても良い方法はないか?という観点から改善へと発展していくという訳です。この様に改善を生み出す10の視点を切り口として、私達は多くの改善を生み出しました。皆さんも一度、この視点を使ってみてはどうでしょうか?

TNL種類 レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5
のぼらず 3m以上のぼる 3m未満~1m以上 1m未満~
50cm以上
50cm未満~
20cm以上
のぼらずに地上で
点検・操作ができる
近寄らず 屋内 30cm未満 30cm以上~
1m未満
1m以上~
2m未満
2m以上~
3m未満
3m以上離れた場所から
点検ができる
屋外 1m未満 1m以上~
2m未満
2m以上~
3m未満
3m以上~
5m未満
5m以上離れた場所
から点検ができる
おりず 3m以上おりる 3m未満、
1m以上
1m未満~
50cm以上
50cm未満~
20cm以
おりずに地上から
点検・操作ができる
人いらず 人員又は人力
10%以上削減
人員又は人力
20%以上削減
人員又は人力
30%以上削減
人員又は人力
40%以上削減
人員又は人力
が50%削減されている
手間いらず 時間10%以上
削減
時間20%以上
削減
時間30%以上
削減
時間40%以上
削減
時間50%以上
削減
間違わず 表示のみ改善 可視化(見える化)
が実現
色彩化(わかる化)
が実現
操作を間違えても
先に進まない工夫が
されている。
人が誤操作・誤確認
出きない改善が
されている
判断いらず 現場では正常・
異常がわからない
現場の表示(指示)と
他の物(帳票等)を
照合しなければ正常・
異常がわからない
正常と異常が
わかるように
なっている
(読む表示等)
誰もが一目で正常・
異常の判断が出来る
ようになっている
判断しなくても
異常兆候を
知らせてくれる
さわらず 摺動部近傍を
触手しなければ
点検出来ない
摺動部近傍にて
点検器具等を
使用する
(30cm未満)
摺動部から離れた
場所で点検器具等を
使用する30cm
以上1m未満)
摺動部から離れた
場所で点検器具等を
使用する(1m以上)
点検・操作において
触手が不要な
状態となっている
かがまず ひざを床につく ひざを曲げる 腰を90°以上
曲げる
腰を45°以上
曲げる
直立の姿勢にて設備の
点検・操作ができる
紙いらず 20%以上削減 30%以上削減 40%以上削減 50%以上削減 80%以上削減