事業所の取り組み

INITIATIVES

事業所の取り組み

大容量泡放射システム

大容量泡放射システム

2008年11月に大容量泡放射システムが広域共同防災組織(全国を12地区に区分)の各配備基地に配備され、当社においては1地区(北海道)の配備事業所となりました。

1地区の大容量泡放射システムは、50,000リットル/分の放射能力を備えています。
(45,000リットル/分30-4d'米国システムにより、2001年6月の米国ルイジアナ州ガソリンタンク(82m径)の全面タンク火災を約1時間で消火した実績があります。)

当社の属する1地区は、2地区(東北)を相互応援協定、3地区(常盤)・5地区(神奈川・静岡)・7地区(中京)と応援協定を締結しています。

当社従業員は、今まで培ってきた消防のプロが、大容量泡放射システムについての日々の弛まぬ訓練を行い、24時間待機態勢を取るとともに、地元消防との強力な連携を持って、有事に備えています。

概要

大容量泡放射システム導入の経緯

2003年9月 十勝沖地震発生により、近隣製油所のタンク全面火災が発生した。
2005年1月 石油コンビナート等災害防止法の一部改正
直径34m以上の浮屋根式屋外貯蔵タンクを保有する特定事業者に対し、大容量泡放射システムの配備が義務付けられた。
2007年3月 道内の5者6事業所にて北海道地区広域共同防災組織を設立した。
2008年11月 大容量泡放射システムを共同で配備した。

北海道地区広域共同防災組織

●苫小牧地区

(1)北海道石油共同備蓄(株) 北海道事業所

(2)独立行政法人エネルギー ・金属鉱物資源機構
苫小牧東部国家石油備蓄基地

(3)出光興産(株) 北海道製油所

(4)北海道電力(株)苫小牧発電所

●室蘭地区

(5)ENEOS㈱製造部室蘭事業所

●知内地区

(6)北海道電力(株)知内発電所

北海道全図

北海道全図

※大容量泡放射システムの配備事業所: 北海道石油共同備蓄㈱北海道事業所

大容量泡放射システム

システムの構成及び能力

システム構成図

システム構成図

システム能力

番号 システム名称 数量 能力
1 放水砲 2台 30,000L/min:1台
20,000L/min:1台
2 一体制御型ポンプ 3台 20,000L/min:1台当たり
3 泡混合装置 2台 1,200L/Hr:1台当たり
4 ホースリールスキッド 10台 150m×4本:1台当たり
5 泡消火薬剤 60KL 12,000L/ISOコンテナ(12KL):1台当たり

(2)放水能力の比較 (大型化学消防車との比較)

放水能力の比較

放水距離

放水距離

訓練の風景

実放水

北海道石油共同備蓄株式会社 北海道事業所の構内・訓練風景

北海道石油共同備蓄株式会社 北海道事業所の構内・訓練風景