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苫小牧市・厚真町は日本一の石油備蓄基地がある街

「巨大なタンク群」

 90日分の原油を備蓄するために、日本全国に12箇所の石油備蓄基地があります。備蓄方法は3種類あり、私たちの会社のように地上にタンクを設置してその中で備蓄する形態が地上・地中タンク方式です。海の上に船のようにタンクを浮かべて備蓄する形態が洋上タンク方式。地下に穴を掘ってその中に備蓄する形態が地下岩盤タンク方式となっています。その中でも隣接する苫小牧東部国家石油備蓄基地と当社を合わせて苫小牧地区の備蓄量は日本一であります。
 次に大切な原油を蓄えているタンクのお話しをします。この地区には88基のタンク群がありますが、一つのタンクの直径は82m、ジャンボジェット機がすっぽり入る大きさです。高さは24.5mでビル8階分に相当します。屋根は浮屋根式と言って、原油の上に浮かんでいます。中に入っている原油の量に合わせて上下に動く仕組みです。洗面器に水を入れてその上に蓋を浮かしている様子を想像してみて下さい。またタンク1基の容量は113,110klです。想像できますか?

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▲アイスホッケー
スケートの盛んな苫小牧市。なかでもアイスホッケーはプレイでも観戦でもエキサイティングなスポーツとして人気があります。

石油備蓄はなぜ必要?
わが国は石油の99%を輸入しています。 しかし、最大の輸入先である中東地域は必ずしも政情が安定しているとはいえず、充分な量を安定して確保することは容易ではありません。 万が一、石油の供給に支障があっても私たちの暮らしや経済に混乱をきたさぬよう、つねに石油を備蓄しておく必要があるのです。

石油危機の回避に貢献
1973年の第一次石油危機後、IEA(国際エネルギー機関)が発足し、加盟国に一定の日数分の石油備蓄が義務づけられました。 わが国では1976年に石油備蓄法が制定され、法的に民間備蓄が課せられました。 1990年の湾岸危機の際には、石油供給と価格の安定に効果を発揮。こうした危機の回避に石油備蓄は大きな貢献をしました。 現在、国家備蓄約5,000万klと民間備蓄約3,500万kl、合わせて約8,500万kl(160日分)の備蓄原油を保有しており、その約10%にあたる840万klが、この苫東地区に貯蔵されています。

冬の積雪はだいじょうぶ?
原油の上にタンクの屋根が浮かんでいる浮屋根式タンク。タンク内に原油が入ると屋根が上がり、払い出すと下がるという仕組みです。冬には浮屋根に降りつもる雪で膨大な重量がかかります。この重さに耐え、浮屋根が沈まないだけの浮力を与えるため、ダブルデッキ方式の浮屋根にしているので安心です。